うつ病など神経内科的疾患の東洋医学的治療
2022.03.14
鍼灸治療が、頭痛、うつ、パーキンソン病、認知症など神経内科領域疾患に応用されています。服用する薬の量を減らす、症状を軽減するためなどです。
根拠となるのは、鍼灸で脳内物質、セロトニンやドーパミンなどが増加するという報告です。これらの脳内物質が鍼灸で増加する量は少ない、しかし、少量でも高い抗うつ効果を示したとの研究があります。鍼灸治療は投薬に代わるのでなく、薬物の副作用や投与量を減らすために、治療の選択肢として有効だと考えられているのです。(「鍼灸の作用機序から神経内科領域の可能性を探る」臨床神経学 52巻11号(2012:11)
尚、疾患治療に応用される鍼灸刺激の効果として次のものがあげられています。
鎮痛システムの活性化
自律神経系・免疫系への作用
消化器・循環器機能調節
睡眠・うつ気分の改善
上にあげたように、つらい症状や慢性化したお悩みに東洋医学的解決方法をお探しのかたに鍼をおすすめします。